第22回目のブログは、前々回(人跡未踏の地‘‘黒部渓谷‘‘に作られた国内最大級ダム①)、前回(人跡未踏の地‘‘黒部渓谷‘‘に作られた国内最大級ダム②)のブログの続きです。

富山地方鉄道立山線

それでは、電鉄富山駅に向かっていきましょう!!電鉄富山駅に行くには、富山地鉄(富山地方鉄道)立山線に乗る必要があります。

最初に乗る列車は、16:00発の普通電鉄富山駅行です。立山駅からは、1日2往復特急が出ているのですが、この日は時間が合わなかったので、普通列車でトコトコ向かうことにします。

やってきた車両は、富山地鉄17480系です。17480系は、元々東急電鉄8590系として東急大井町線で活躍していました。富山地鉄には、4編成が導入・所属しています。

17480系に乗ること約1時間10分。電鉄富山駅に到着です。特急だと1時間かからないくらいなので、結構時間短縮になりますね。

電鉄富山駅は、JR富山駅のすぐ隣に位置しており、構内を通ってJR側に移動することも可能です。

富山駅

富山駅には、JR西日本、あいの風とやま鉄道、富山地方鉄道が乗り入れる富山県のターミナル駅です。富山駅からは北陸新幹線で東京駅、高山本線で名古屋駅に1本で行くことができます。

北陸新幹線開業前は、富山県などの北陸3県(富山県、石川県、福井県)に行くのはとても大変でした。東京駅から富山駅に行く場合には、上越新幹線で越後湯沢まで行き、越後湯沢から特急はくたか号に乗り、直江津方面へ行き、富山駅へ向かうか、東海道新幹線で米原まで行き、米原から特急しらさぎ号で金沢・富山方面へ向かう2つの方法がありました。ただ、どちらの方法も乗り換えが必要で大変ですよね。ただ、北陸新幹線が開業したことにより1本で東京から北陸地方へ向かうことができるようになり、利便性が格段と上がりました。また、2024年のダイヤ改正で北陸新幹線が敦賀駅まで延伸したことにより、福井県へも訪れやすくなりました。将来的には新大阪駅への延伸も予定されており、現在は計画途中となっています。新大阪駅まで延伸すると、東海道新幹線のバイパス路線の役割も果たすので、開業60年を経過した東海道新幹線のメンテナンスを行っていくのかもしれませんね。

富山ライトレール富山港線(ポートラム)・富山地鉄富山市内軌道線(セントラム)

富山駅には、全国では珍しいものが乗り入れています。それは、路面電車です。正式には、‘‘富山地鉄富山市内軌道線‘‘といいます。‘‘富山地鉄富山市内軌道線は、その名の通り富山市内を網羅するように線路が敷かれていて、地域の足となっています。

富山地鉄富山市内軌道線については↓のリンクからどうぞ!https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%89%84%E9%81%93%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E8%BB%8C%E9%81%93%E7%B7%9A

また、富山駅には‘‘富山ライトレール富山港線‘‘という路面電車も乗り入れています。通称‘‘富山LRT‘‘と言われています。LRTとは‘‘Light Rail Transit(ライト・レール・トランジット)‘‘の略で、低床式車両(LRV)を使用した都市公共交通システムのことをいいます。LRTは、路面電車の近代化を目指して開発され、次世代型路面電車とも呼ばれます。LRTの主な特徴は、いくつかありますが、一番の特徴は、低床式車両(LRV)の活用により、車内に段差がないことです。従来の路面電車には、走行機器の設置場所などを確保するために、出入り口に1~2段程度の段差があります。しかし、低床式車両には段差がありません。そのため、車いすやベビーカーを使っている人でも楽に乗ることができます。また、最近では低床式車両よりも地面に近い‘‘超低床式車両‘‘も開発されています。

富山LRTの開業や富山市内軌道線との相互乗り入れが始まったことで、利便性が高まり、富山駅周辺は再開発が行われ、若者に人気が集まっています。結果、‘‘富山LRT‘‘事業は大成功となり、今話題の‘‘宇都宮LRT‘‘の模範になっています。

富山ライトレール富山港線については↓のURLから!

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%89%84%E9%81%93%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E6%B8%AF%E7%B7%9A

富山市内軌道線には、たくさんの種類の車両が所属しています。中には、約65年間活躍している車両がいたり、最新鋭の車両がいたり、見ているだけでとても面白いです。それでは、今回乗車した車両を紹介していきます!

↑の車両は、デ7000形です。デ7000形は、昭和32(1957)~40(1965)年にかけて製造されました。デ7000形の特徴は、前照灯が1つであること、※ボギー車両であることです。また、今回乗車したデ7000形は、‘‘レトロ電車‘‘といい、昔の路面電車の雰囲気を再現した特別車両です。‘‘レトロ電車‘‘のデザインは、水戸岡鋭治さんが担当されました。

※ボギー車両とは、車体に対して水平方向に回転可能な装置をもつ台車である‘‘ボギー台車‘‘を装備した車両のことを言います。

↑の車両は、デ8000形です。デ8000形は、平成5(1993)年に、冷房装置が取り付けられていなかったデ7000形の初期車を置き換えるために、製造されました。

↑の車両は、T100形です。T100形は、2010年に導入された超低床式路面電車車両(LRV)です。T100形には、‘‘サントラム(SUNTRAM)‘‘という愛称がついています。この名称は、この車両が「3」両連接した車両であること、‘‘ポートラム(富山ライトレールTLR0600形)・セントラム(富山市内軌道線9000形)‘‘に次ぐ富山市内「3」番目のLRT車両であること、などから‘‘サントラム‘‘と命名されました。

↑の車両は、TLR0600形です。(TLRは、Toyama Light Rail(富山ライトレール)の略です。)TLR0600形は、2006年に製造された‘‘LRV‘‘です。TLR0600形には、T100形と同じく愛称がついています。その愛称は、‘‘ポートラム(PORTRAM)‘‘といいます。ポートラムが乗り入れる路線が富山‘‘港(=port)‘‘線であること、路面電車(tram)であることから、港へ行く路面電車=ポートラムという愛称になりました。

今回乗車した車両はこんな感じです。路面電車は、外装が1両1両違う場合が多いので、より楽しめると思います。ぜひ乗ってみてください!それでは、車窓動画をどうぞ!!

どうでしたか?昔は、東京にも都電が広範囲に走っていたので、こんな光景が見ることができましたが、今は見ることができないので、珍しい光景ですよね。

今回のブログは、ここまでです。次回のブログは、2日目に乗った電車を紹介したいと思います!!それでは、次回のブログもお楽しみに~!!

投稿者 daisan

「富山駅前を走る‘‘宇都宮LRT‘‘のモデル‘‘富山LRT‘‘③」に9件のコメントがあります
  1. 富山の路面電車はレトロから最新型までいろいろありますね。
    都電荒川線はよく車に乗りながら見ますが、同じ路面電車でもだいぶ違いますね。
    また、ブログ楽しみにしてます

  2. いつも楽しみにしておます!
    前回のお休みのお知らせ残念でした!
    できたら主さんともう少しお話してみたいのでインスタ交換してみたいです、
    よかったら返信ください!

        1. 申し訳ありませんが、インスタを開設しておりませんので、交換はできません。ご了承ください。

  3. 本当に素晴らしいなと思いました。読み進めていくうちに涙が出てきて家の中が海になっていましたよ。

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