第9回目のブログは、江ノ島に行ってきたときの鉄道豆知識や感想を書いていきたいと思います。

今回の旅の始まりは、大船駅。

大船駅までは、横浜駅から湘南新宿ライン(横須賀線)に乗って、大船まで来たのですが、後続の小田原方面へ行く東海道線から、逗子方面に行く横須賀線への乗り継ぎの人の量がとても多かったです。このエリアは、横浜駅で上野東京ラインと湘南新宿ラインが合流して、同じ路線になるのですが、小田原方面に行くのか、逗子方面に行くのかで、混乱してしまう人が多く、とても分かりにくいエリアです。鉄道に詳しい人でも、迷ってしまうことがあるほど、とても難しいエリアです。(ちなみに、上野東京ラインと湘南新宿ラインの違いは、都心部の走行経路にあります。上野東京ラインは、赤羽→尾久→上野→東京→品川→川崎→横浜を通る路線です。湘南新宿ラインは、赤羽→池袋→新宿→大崎→武蔵小杉→横浜を通る路線です。宇都宮もしくは高崎~赤羽間は両線とも同じところを走行します。この走行経路の違いと横浜から先の逗子方面と小田原方面を間違えなければ大丈夫です。(わかりにくかったらすみません・・・。))

最初に乗る列車は、湘南モノレール、通称「湘南ジェットコースター」です。なぜ「湘南ジェットコースター」と呼ばれているかは、またあとで書きます。

この湘南モノレールは、懸垂式モノレールと言って、車体の上についている軸によって支えられているモノレールのことを言います。この軸は、下の写真の矢印の部分に、内蔵されるタイヤとつながっていて、そのタイヤに動力が伝わることによって走行します。

日本には跨座式モノレールと言って、軌道にまたがるタイプのモノレールもあります。このモノレールは、日本で1番主流なタイプで、関東近辺で乗れるところだと、多摩都市モノレールや東京モノレールなどがあります。反対に懸垂式モノレールは日本で乗ることができる路線は2つしかなく、1つは今回乗る湘南モノレール、もう1つは千葉都市モノレールです。

さて、今回乗る湘南モノレールが、湘南ジェットコースターと呼ばれている理由ですが、その理由は、重心が低く、カーブを高速で通過できるためです。先ほど紹介した跨座式モノレールは、軌道にまたがるタイプで、仕組みが単純です。そのため跨座式モノレールの方が建設費が安くなります。しかし、軌道にまたがる分だけ、車体が大きくなってしまいます。車体が大きくなるだけなら良いじゃんって思うかもしれませんが、1つ問題が発生してしまいます。その問題は、重心が高くなってしまうことです。重心が高くなると何が起きるのかというと、遠心力によってカーブを曲がるときに大きく揺れてしまうのですね。軌道にまたがっているので、脱線する可能性は、ほぼ100%あり得ませんが、乗り心地は悪くなってしまいます。そのため、あまり速く走ることができません。ただ、東京モノレールのように乗り心地よりも速度を重視をしている場合もあるので、跨座式モノレールが一概に速度が遅い訳ではありません。

それに比べて、懸垂式は簡単に言うと、軸によってぶら下がっている状態なんですね。なので、重心は自然と下にきます。そうすると、車体は下の写真のように、少し斜めになります。斜めになると何が良いかというと、遠心力を打ち消してくれるのですね。遠心力を打ち消すということは、つまりその分速く走ることができるということとなるのです。

結果、湘南モノレールは急勾配が激しいですが、懸垂式はカーブを走行するときに遠心力を打ち消してくれるので、その分速く走ることとなるので、ジェットコースターのようになってしまうということなんですね。

正直、鉄道ファンじゃない人が乗ったら、「なんだ。この乗り心地の悪いモノレールは!」となってしまうかもしれません。ですが、この区間を普通の鉄道にしたとしましょう。急勾配が激しく、めっちゃ時間がかかってしまいます。では、跨座式モノレールにしたとしましょう。もし、ここを湘南モノレールと同じ速度で運行させるとしたら、乗り心地は最悪になりますし、カーブと急勾配の連続なので、酔ってしまう人も大勢出てきてしまうかもしれません。

なので、この区間を懸垂式モノレールで走らせるのは正しい判断だったと思います。こんなにも急勾配とカーブがある区間を高速で通過させるには、この懸垂式モノレールを採用する以外、何も方法はなかったのだと思われますが。

さて、本題に戻りましょう。実際乗車してみると、人はそこまで混んではいませんでした。加速はどんな感じなんだろうなぁと思っていたら、想像を絶する加速スピードでした。

アッツ

この加速速度、ヤバいですよね。あまりに速すぎて肝心の急勾配区間は撮影することができませんでした(笑)。

途中駅では、反対側から来る電車と行き違いができるようになっていて、何本かの列車と途中駅で行き違いを行っていました。湘南モノレールは、結構な本数が運行されていますが、単線なので、うまいこと運用を組まないと、事故が起きてしまったり、遅延が頻繁に発生したりしてしまいます。ダイヤを組むのは、一部機械化されている場合もありますが、最終チェックはどうしても人間の目で確認する必要があるので、大変だと思います。列車の運行に関わってくださっている人、全員に感謝ですね。ありがとうございます!

湘南モノレールに乗ること約15分。終点湘南江ノ島に到着です。

人が結構いるかな、と思っていましたが、そこまでではありませんでした。鎌倉方面は大変なことになっているのだと思いますが。江ノ電の江ノ島駅周辺は、混雑はしていますが、普通に移動することは出来るレベルだったので、大丈夫でした。江ノ島に入ると、とんでもない混雑なんでしょうね。(僕は、電車に乗ることがメインなので、江ノ島には行っておりません(笑)!普通の人からしたらありえないですよね(笑)。)

上の写真でモザイクがかかっている部分は、全員江ノ電の写真を撮りたいがために、踏切内にとどまっている観光客です。なぜか知りませんが、江ノ電って観光客にすごい人気ですよね。普通電車の写真を撮るのは、鉄道ファンが多いと思いますが、何かあるのでしょうか?インスタ映え?わかりませんが、車両の写真を撮るのはいいですが、撮り終わったら、すぐに踏切を出ましょうね。一応警備員いるので、事故が起きないように管理はされていますが、常識を守って撮影しましょう!

さて、「江ノ電自転車ニキ」で有名なところに行ってみましょう!皆さん、この「江ノ電自転車ニキ」事件って知っていますか?知らない人は下のURLをクリックしてみてください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E3%83%8E%E9%9B%BB%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A%E3%83%8B%E3%82%AD

路面電車でもない車両が、道路上を走行している姿は圧巻ですね。ここにも車が車両に接触してしまうことを防止するために警備員がいますね。江ノ電全体で言ったら、一体何人もの警備員がいるのか・・・。観光客がたくさん来てくれることは、とても嬉しいことですが、その分安全管理には気を付けなければいけないので、皆さんも譲り合いながら観光を楽しみましょうね。

さて、路上走行する江ノ電を見学したところで、実際に江ノ電に乗車してみましょう。

今回は、鎌倉方面が激混みなので、藤沢方面に向かいます。

江ノ電に乗ること約10分。終点藤沢駅に到着です。

さて、今回は江ノ島での電車旅の豆知識や感想を書きましたが、どうでしたか?

それでは、次回のブログをお楽しみに~!

投稿者 daisan

「“湘南ジェットコースター”が速すぎた!」に2件のコメントがあります
  1. 動画が沢山あり、楽しいブログでした。
    鉄道ファンに、注意喚起したり、鉄道ファンの模範ですね。貴方はとてもえらいですぬ。これからも模範を、貫いてくださいね。

  2. モノレールも鉄道だったんだて思ったのと、モノレールて言っても種類があるんだてて、鉄道て奥深いなって、鉄道を知らないものとしては毎回ほんとに新しい発見をさせられます。

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