第3回目のブログは前回と変わって、昔のスマホの写真を見ていたら、懐かしい鉄道旅の時の写真がたくさん残っていたので、それを紹介したいと思います。今後も投稿期間が開いてしまうときなどにはこのような感じで投稿していきたいと思っています。
今回は、2年前に行った長野の鉄道旅についてのブログを書こうと思います。
旅の始まりは八王子駅。特急あずさに乗って長野方面へ向かいます!

使用車両はもちろんE353系。E351系やE257系0番台にも乗ってみたかったなぁとつくづく思います。(E257系0番台は踊り子用と波動用に改造され、それぞれ2000番台、5000番台として活躍しています。E257系0番台の付属編成は、中央線での定期運用終了後、長野総合車両センターで廃車解体、全廃されました。また、E351系も定期運用終了後、長野総合車両センターで廃車解体、全廃されました。)やっぱりE353系はかっこいいですよね~。E259系にも似ているようで似ていなく、革新的なデザインですね!
約1時間40分で上諏訪に到着。上諏訪のホームには足湯ができるところがあって、そこでは、改札を出てすぐのNewDaysで温泉卵用の卵を買って、温泉卵を作ることができます。程よい半熟具合で、とても美味しかったです!
美味しい温泉卵を堪能したところで、次は普通列車に乗って、塩尻駅へ向かいます!来た車両はもちろんJR東日本211系!これも、いつ廃車が始まるかわかりませんね。延命を行う編成もあるようなので、早急な廃車というわけではなさそうですが…。どちらにしろ、国鉄末期~JR初期に作られた車両はどんどん廃車されていますから、早めに堪能することをおすすめします!
さて、本題に戻りましょう!約20分で塩尻に到着。ここから乗るのは…特急しなの号です!使用車両はJR東海383系です。

塩尻は、JR東海とJR東日本に分かれる分岐点となっていて、名古屋方面へ向かう中央西線がJR東海の管轄、山梨方面へ向かう中央東線がJR東日本の管轄となっています。
塩尻~篠ノ井間は篠ノ井線となり、篠ノ井駅~長野間は信越本線となります。信越本線は、※整備新幹線(北陸新幹線)開業前は高崎から新潟まで途切れることなく、通っていました。ただ、※整備新幹線(北陸新幹線)が開業したため、信越本線は並行在来線となる区間がありました。それは、高崎~直江津間です。ただ、これがちょっと特殊で…。この事例は、かなり特殊です。なので、本題からは外れますが、事細かく説明をしようと思います。
まず、この区間では廃止になった区間と、JR東日本が存続した区間、第三セクターとなった区間と3つあります。まず廃止になった区間は、横川~軽井沢間です。この区間は、鉄道ファンの間では「横軽」と言われていて、とても有名な区間です。この区間が廃止になった理由として、この区間の間には、碓氷峠という峠があり、全国屈指の急勾配があります。最急勾配区間では、なんと66.7‰(パーミル)あります!(パーミルというのは、1000m水平に進むと何m標高が上がるかを示す値です。)また、その区間を超えるためには専用の電気機関車が必要で、維持費がとんでもない金額となるんですね。このようなことから、第三セクターとして存続した場合の運営会社しなの鉄道は、利用者が見込めない、かつ維持費が高額であることから、引継ぎを拒否しました。JR東日本も※整備新幹線(長野新幹線)が開業する、かつ維持費が高額であることから、存続するメリットは少ないと判断し、廃止となりました。この区間の代替えとして、JRバスの碓氷線が新設されました。
次は、JR東日本が存続した区間です。JR東日本が存続した区間は、高崎~横川間、篠ノ井駅~長野間です。並行在来線の一部をJR東日本が管理するのは、極めて異例です。まず、高崎~横川間が存続された理由は、終点の横川駅に旧横川機関区をテーマパーク化した、碓氷峠鉄道文化むらがあるからだと思われます。この区間は、いわゆる「※※盲腸線」と言われていて、終点まで行っても戻ってくるためには同じところを戻ってくるほかありません。このような区間は、日本全国ありますが、あまり儲からないことも多く、廃止されることも多々あります。ただ、この区間には碓氷峠の歴史を伝えるためのテーマパークがあります。また、この区間ではSLやEL(電気機関車)列車が走ることもあります。そのようなことから、JR東日本が存続し、碓氷峠鉄道文化むらへの公共交通機関として残されているのだと思われます。
次に、篠ノ井~長野間です。この区間をJR東日本が存続した理由として、利用者が多いことが挙げられます。先ほど説明した、高崎~横川間と違い、この区間の利用者はとても多いです。その理由は、篠ノ井線方面からの直通列車がやってくるからだと思われます。この区間には、篠ノ井線方面からの直通列車と軽井沢方面からのしなの鉄道からの直通列車が来ます。そのため、長野へ行く、軽井沢周辺に住んでいる人、松本周辺に住んでいる人は必ずこの区間を通るため、利用者が増え、JRは儲かります。そのため、JRはこの区間を第三セクター化せず、存続を選んだ、というわけです。じゃあ軽井沢~篠ノ井間も存続すればよかったじゃんって思われるかもしれませんが、1個前に説明した軽井沢~横川間が廃止になっているため、この軽井沢~篠ノ井間は※※盲腸線となります。そのため、この区間は利用者があまり見込めません。そのため、この区間は経営分離(第三セクター化)されました。
最後に、第三セクター化された区間です。(この区間の説明はくわしく行いません。ご了承ください。)まず、しなの鉄道に引き継がれた区間は、軽井沢~篠ノ井間、長野~妙高高原間です。えちごトキめき鉄道に引き継がれた区間は、妙高高原~直江津間です。
説明がとんでもなく長くなってしまいました。お待たせしました!本題に戻ります。
373系に揺られること約50分。篠ノ井駅に到着です。
次に乗る列車は軽井沢方面からやってくるしなの鉄道の車両です。今回狙っている車両は、115系です!(115系は新潟地区でも全廃され、JRで残っているのは、JR西日本の岡山地区周辺のみです。しなの鉄道の115系も全車両引退のカウントダウンはもうすでに始まっています。2028年までに順次しなの鉄道の115系は廃車されていくそうです。乗りたい方はお早めに!)しかし…今回は乗ることができませんでした…。何本か逃して待ってみたんですが、すべて新型車両のSR1系でした。仕方ないので今回はSR1系に乗って、長野駅を目指します。
※日本政府が1973年11月13日に決定された新幹線整備計画に含まれている新幹線区間のことを、整備新幹線と呼びます。
※※盲腸線は、盲腸のように1本道しかない路線のことをいいます。例えば、高崎から横川駅まで向かったとします。その帰り道は、「来た路線をもう1度戻るしか方法がありません。」という状況となる路線を盲腸線と呼びます。(説明が下手だったらすみません…)

SR1系に揺られること約10分。終点長野駅に到着です。到着後、ホームを見渡してみるとなんと!!あの115系が止まっているではありませんか!!これは早く乗らなれば。と思い、急いで乗車券を購入し乗り込みました。時間の都合上1駅しか乗れませんが・・・。


乗ったのは1駅だけですが、レトロな車両独特の、モーターの唸りが聞こえてきて、とても楽しかったです。折り返しの普通列車に乗り、長野駅へ戻りました。
次に乗る列車は、元小田急ロマンスカーHiSEである長野電鉄1000系です。長野電鉄では、1000系を特急ゆけむり号として運行しています。

やっぱり、パッと見ると「小田急ロマンスカーだな~。」と思ってしまいますね。


一番上の車両が、元東急8500系の長野電鉄8500系で、下が元東京メトロ03系の長野電鉄3000系です。3000系は最近入ったばっかりなので、まだ綺麗ですね。東急で運用されている8500系はすべてなくなり、あと残されているのは、私鉄に譲渡された8500系のみです。意外と8500系って譲渡されているので、完全引退はまだ先だと思われます。
特急ゆけむりの前面展望席に乗り込みまして、湯田中を目指します。
HiSEに乗ること約45分。終点湯田中に到着です。湯田中は有名な観光地ですが、とんぼ返りで長野に戻ります。

折り返しのゆけむり号で、須坂まで移動し、お土産を少し須坂で購入してから長野駅に戻りました。長野駅のホームには、編成数がどんどん減っている3500系がいました!(2024年4月現在、定期運用がある3500系はありません。)


最後に3500系を見ることができて、とっても嬉しかったです。
今回は、長野駅周辺のホテルで1泊します。さて、結構ブログも長くなってきたので、今回は前編、後編のブログにしたいと思います。
それでは、後編のブログをお楽しみに~!
本当に、電車の旅がすきなのですね。
思ったより、早く更新して貰えて嬉しいです!
ほんとに毎回、鉄道に対する知識の多さ深さに感嘆させられます。
また、文書も上手くどんどん読みたく惹きつけられます。
後編も楽しみにしてます!