記念すべき第10回目のブログは、成田へ行ったときの鉄道旅の豆知識や感想を書いていきたいと思います。(投稿が遅れてしまって申し訳ありません。)
今回の旅の始まりは、大門駅。今回は成田方面へ向かうので、都営浅草線から京成線へ直通する列車に乗っていきたいと思います。

ピンボケしていてすみません…。やってきた車両は北総7500形です。本当、都営浅草線にはさまざまな車両がやってきますね。今回乗る列車は、印旛日本医大駅という北総線の駅へ向かう列車なので、京成高砂まで乗ることとします。
北総7500形に乗ること約30分。京成高砂に到着です。
京成高砂で後続の京成本線へ向かう列車に乗り換えます。
来た車両はなんと…京成3400形です!京成3400形は、老朽化による廃車解体によって編成数が激減し、現在、定期運用に入っている3400形はたった1編成です!

3400形が珍しい理由は、編成数が少なくなってしまっているのもそうですが、搭載されている機器に秘密があります。3400形に搭載されている機器は、初代AE形(初代スカイライナー使用車両)に搭載されていた機器を流用したものなんです。そのため、3400形は書類上はAE形の改造車両となっています。ただし、一部編成以外の初代AE形の車体はすべて解体されてしまいました。つまり、機器の使用年数は約50年にもなります。機器の更新修繕は行われていますが、大部分は初代AE形の落成から改造が加えられていません。約50年も前に作られた機器が今も使われているなんて驚きですね。3400形の車体も製造から約30年が経過しているので、いつ残りの編成が解体されても全くおかしくありません。ただ、その前に解体された車両があるので、あと数年は残るかも?です。ただし、これはあくまでも個人的な推測なので、早めに記録をしておくことをおすすめします。
乗ってみた感想は、普通の車両に比べて加速が早いと感じました。3400形は、先ほども説明した通り機器が特急列車からの流用となっています。特急列車は速達性が重視されるので、通勤列車よりも加速が速い機器が使用されます。つまり、それをそのまま流用しているので、加速が速いのかもしれませんね。
さて、本題に戻りましょう。
次に乗る列車は、山万が運行するユーカリが丘線です。皆さん、あまり聞いたことのない会社名が出てきたと思います。それもそのはず。だって、山万の本業は不動産業なんですから。じゃあなぜ鉄道を運営しているのか。それでは解説しましょう。
山万は、不動産業を本業にしているので、ユーカリが丘地区のニュータウン開発を行っています。その事業の一環として、ニュータウン事業の一環として建設される団地へのアクセス路線を建設する案が浮上しました。そこから、山万はアクセス路線を建設することは重要事項なのではないか、という判断をし、建設の承認申請を行いました。これには、さまざまな賛否両論があったのですが、結果的に多くの調整が必要とはなりましたが、無事に建設が承認されることができました。その後、1982年に開業しました。
山万はとても優秀な会社だと僕は思います。なぜなら、開業以来1度も人身事故が起きていないからです。素晴らしいですよね。ホームドアが設置されているわけでもないので、乗る人が良い人たちなんでしょうね。

来た車両は、1000形のコアラ1号です。ユーカリが丘線には、1000形が3編成所属していて、それぞれに愛称がついています。第1編成にはコアラ1号、第2編成はコアラ2号、第3編成はコアラ3号の愛称がつけられています。なぜコアラ〇号という愛称がついたのかというと、ユーカリが丘線が走っている地区が、‘‘ユーカリ‘‘が丘地区だからです。‘‘ユーカリ‘‘は、コアラが食べる食べ物ですよね。それが由来となって、地域住民による一般公募によって決められました。

ちなみに、ユーカリが丘線は1周して、ユーカリが丘駅に戻ってきても200円で乗ることができます。
乗ってみた感想は、横を見てしまうと高所恐怖症の人は怖いと感じてしまうかもしれないと思いました。ユーカリが丘線は、新交通システムである‘‘中央案内式‘‘というのが採用されています。中央案内式とは、軌道を走る車両の方向を決める「案内軌条」を中央に配置して走行させる方式です。関東に住んでいる方には、1番馴染みのある新交通システムだと思われる「ゆりかもめ」は側面の両側にガイドウェイを取り付けることで、方向を決める‘‘側方案内式‘‘が採用されています。
中央案内式だと、車両が案内軌条にまたがる形になるので、両側に壁を設ける必要もなく、また災害などが発生しない限り絶対に脱線しないので、片側に避難用の通路のみ設ければよかったので、片側は柵がありません。そのため、柵がない方を見ると、真下は道路なんですよね。ちなみに、僕は全然大丈夫でした。
コアラ1号に乗ること約15分。再びユーカリが丘駅に戻ってきました。ここで、僕はあることに気が付きました。ユーカリが丘線には号車がないのではないか・・・と。
なぜ、僕はそのように思ったのか。それは、ユーカリが丘線に、‘‘上下線‘‘がないからです。下の図を見てください。ユーカリが丘線は全列車、下の矢印に沿った環状運転を行っています。環状運転は山手線でも行われている運転方法です。ただ、ユーカリが丘線には、起点駅ユーカリが丘駅で回転することができません。つまり、ユーカリが丘駅で折り返し運転を行う必要が出てきます。そうすると、ユーカリが丘駅を出た列車の先頭が1号車だったとしましょう。すると、一周回ってユーカリが丘駅に戻ってきて、もう1度折り返すと、先頭は3号車になってしまうのです。また、3号車がユーカリが丘駅に戻ってきて、折り返すと先頭は再び1号車となってしまうのです。つまり、2号車は変化しませんが、1号車と3号車の停車位置がコロコロ変わるので、号車が関係なくなってしまうのです。

結果、ユーカリが丘線はとても奥が深いことがわかりましたね。ユーカリが丘線の車両は、あと数年で置き換わる可能性が労働組合によって示唆されています。乗ってみたいと思った人は、ぜひ乗ってみてください。(夏に乗りに行くときには、覚悟して行ってくださいね。なぜ覚悟しなければいけないのかは、このブログの題名を見るとわかります。)
さて、京成本線で京成成田へ向かいましょう!来た車両は、都営浅草線5500形です。京成線は、都営浅草線、京急線と相互直通運転を行っているので、様々な車両がやってきます。

都営浅草線には、つい最近まで旧型車両の5300形がいたのに、いつの間にか全車引退してしまいました・・・。一度でも良いから乗ってみたかったです…。
5500形に乗ること約10分。京成佐倉に到着です。なぜ京成佐倉で降りたの?と、思う人もいるかもしれませんが、京成佐倉でタイミングよく、もっと早く京成成田へ着く列車が来るとのアナウンスが入ったので、乗り換えることにしました。
来た車両は、京成の主力車両、京成3700形です。

3700形に乗ること約10分。終点京成成田駅に到着です。
次に乗る列車は、京成東成田・芝山鉄道線です。京成東成田線は、旧成田空港駅である東成田駅へ向かう路線です。東成田駅や京成東成田線、芝山鉄道については、ここで解説するとブログ1本出来上がってしまうほど、歴史が面白いです。詳しく知りたい方は、下記のURLをご覧ください。
東成田駅について知りたい方→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%88%90%E7%94%B0%E9%A7%85
京成東成田線について知りたい方→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E6%88%90%E6%9D%B1%E6%88%90%E7%94%B0%E7%B7%9A
芝山鉄道について知りたい方→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%9D%E5%B1%B1%E9%89%84%E9%81%93
やってきた車両は、3500形です。この3500形は、京成が芝山鉄道に貸している車両です。そのため、機器や内装は、広告などを除き、京成を走っている3500形と同じです。

芝山鉄道へ直通する列車は、1時間に1.2本程度なので、乗車する際には時刻をしっかり検索してから行くようにしてくださいね。時間によっては、次に来るのは1時間後という場合もありますから。
乗ってみた感想は、かなりスピードが出ていたなと感じました。体感だと90㎞/h~100/hぐらい出ているかなと感じました。
1度東成田を通過して、先に芝山千代田に向かいます。
3500形に乗ること約10分。終点芝山千代田駅に到着です。

芝山千代田に着いてみると、ホームからたくさんの飛行機を見ることができました。

それでは、今回のメインでもある東成田駅に戻りましょう!
芝山千代田~東成田間は、3分で移動することができます。
東成田駅に着いてみるとビックリ!本当に廃墟のようなんです!


反対側の旧スカイライナーホームを見てみると、ここが成田空港駅であったことのを示す証拠がありました。

よーく見てみると駅名表が、「なりたくうこう」のままなんです!貴重だなと思う反面、怖いなぁとも感じますよね。改札へ上がってみると、明かりはついていますが、やっぱり人がいないからか、後ろから誰かがついてきているような恐怖も少し感じます。


今回はこの東成田駅で一番有名な、空港第2ビルへつながる通路には行きませんでした。なぜなら、今回は空港第1ターミナルへ行きたいからです。空港第1ターミナルへ向かうために歩いていくと、どこが第1ターミナルなのか全くわかりません!


その後、なんとか第1ターミナルへ行くことができました。一応成田空港へ来たのだから、展望台には行っとこうかなと思い、展望台に向かいました。途中様々な人と会うのですが、当たり前ですが外国人ばっかり!日本人の方が少なく、こんなに人がいたら、各地に観光地が混むのも納得だなと感じました。そして、値段が高い!普通盛りのラーメンが1杯1000円ですよ!?価格がおかしいですよね。でも、外国人からしたら、安いんでしょうが・・・。
展望台から見える景色はこんな感じ。

たまたま飛行機は映ってませんが、どこを見ても、すごい当たり前のことですが飛行機ばっかりです(笑)!
景色を楽しんだところで、鉄道が走る階に行きましょう!今回は、京成スカイライナーで東京に戻りたいと思います!

かっこいいですよね~!まるで未来の乗り物のようですね!スカイライナーが在来線最速の160㎞/hを出すことができるのも、この流線型のおかげですね!
信号場での行き違えです。乗ったのが臨時のスカイライナーだったので、行き違いがあったのかもしれませんね。
これが在来線最速160㎞/hですか…!まるで新幹線ですね!
今回は、日暮里~京成上野間にある廃駅‘‘博物館動物園駅‘‘の撮影にも成功しました!
0:30秒ぐらいから旧博物館動物園駅が映ります。ですが、ぜひ最初からご覧ください!
在来線最速160㎞/hを出す特急スカイライナーに乗ること約50分。終点京成上野に到着です。今回乗ったのが臨時だったので、約50分かかりましたが、定期の特急だと最速36分ですので、ぜひ乗ってみてください!
さて、今回は成田の鉄道についての豆知識や感想を書きましたが、どうでしたか?今回は、説明も多く、かなり長いブログになってしまいました!ですが、前回に比べて動画の数を増やしたり、写真や図を入れたりと工夫をしてみたので、長いですが、今までよりは読みやすくなっていると思います。過去の写真を見ていたら・・・シリーズはあまり動画や写真がないので、読みにくいかもしれませんが、これから行く場所では、写真や動画を多めに撮ってこようと思いますので、どんどん読みやすくなっていくと思います!
それでは、今回はここで終わりにしたいと思います。次回のブログもお楽しみに~!
ユーカリ線は、かわいかったですね。
動画が多いと、一緒に旅した気になります。ありがとうございます!
ユーカリ線にコアラ号とまた、はじめて聞く電車でした。
もう、10回目のブログですか、更新ペース早いですね!
また、楽しみにしてます。