今日からブログ投稿再開です!

第31回目のブログは、福島・仙台に行ってきたときの感想や豆知識を書いていきたいと思います。

旅の始まりは、東京駅!大分東京駅の迷路構造にも慣れてきました(笑)。ただ、JR線に乗って東京駅に来るのなら、慣れてきたのですが、JR線以外で来てしまうと迷子になってしまいそうです…。

東北新幹線

まず最初に乗車する路線は、東北新幹線です。東北新幹線は、1982年に開業した新幹線路線です。開業当初は、大宮駅~盛岡駅間を結んでいました。その後、1985年に上野駅~大宮駅間、1991年に東京駅~上野駅間、2002年に盛岡駅~八戸駅間、2010年に八戸駅~新青森駅間が延伸開業したことで、ついに東京駅~新青森駅間がレールで結ばれ、全長674.9kmにもなる東北新幹線が全線開業となりました。また、2016年に北海道新幹線が部分開業したことにより、東京駅から新函館北斗駅まで新幹線で行くことができるようになりました。2030年度末には新函館北斗駅~札幌駅間の延伸開業が予定されていて、この区間が開業すると、東京駅から札幌駅まで新幹線1本で行くことができるようになってしまうのです。

ちなみに、なんで北海道新幹線が本州と北海道の間には海があるのに、鉄道が北海道へ船を使わずに行けるのかというと、青函トンネルという海底トンネルがあるからなんです。青函トンネルについての説明は、今回のブログでは省略させていただきます。青函トンネルについて知りたい方は、下記のボタンを押して見てください。

最近の東北新幹線は、最近トラブルが多いですが、一つ誤解の多い事象があったので、少し解説しますね。

2025年3月10日に、やまびこ410号が福島駅~郡山駅間を走行中、異音を感知し、緊急停車する事案が発生しました。その異音の原因は、人と接触したことによるものでした。残念ながら新幹線に接触した方は、亡くなってしまいました。

この事案は、JR東日本には何の非もありません。なぜなら、新幹線は高架を走っており、人が線路上にいることは想定外の出来事であるからです。また、高速走行中の新幹線から線路上にいる人を視認することは不可能に近いです。たとえ、視認できたとしても、鉄道はすぐに止まることはできないため、衝突を回避する方法はほぼないと言っていいです。

しかし、今回の人身事故の批判の矛先が、JR東日本になってしまっているのです。おそらくこの事故が発生する数日前に発生した※連結分離事故があったからだとは思うのですが…。

みなさん、この事案の詳細を見て、JR東日本に非があると思いましたか?僕は、ないと思いました。さまざまな背景があったとしても、投稿や発言をする前に、事実確認を行うことが一番重要です。そうしなければ、今回のようなデマが流れてしまうのです。今回の事故は、新幹線に接触した方が100%悪いとは思いますが、今回の事故の事実を確認せずにSNSに投稿した方も同様に悪いと思います。SNSはいい意味でも悪い意味でもすぐに拡散されてしまいますからね。

※この連結分離事故は、2025年3月に発生しました。2024年9月にも同じような連結分離事故があり、この事故がおきてからたった半年で同じような事故がもう一度起きたため、JR東日本には多くの批判がありました。この事故への批判は、数日間続きました。 こんな状況のなか、新幹線がまた止まってしまったことで、誤解した人が多くの批判をJR東日本にしてしまったのではないかと考えています。また、当初は人身事故ではなく異音によるものだと報道されていたため、よりパッシングにつながりやすくなったのだと思います。

線路に立ち入った方は、人生がどうでもよくなってしまうくらい、何か大変な事情があったのかもしれません。みなさんは、今の自分に自信を持てていますか?ぜひ自分に自信を持てないなと感じる人は、ぜひ下の三角マークを押してみてください。

今困難に直面している人や自分の自信をなくしてしまっている方は、ぜひ左のボタンを押してみてください。

とても重い話をしてしまいましたが、本題に戻りますね。

まず最初に乗車する列車は、やまびこ・つばさ127号 仙台・山形行きです。

使用車両は、やまびこ号側がE5系で、

つばさ号側がE8系です。

E5系は、2011年から運用が開始された新幹線車両です。主にはやぶさ号として運用されており、当時の国内営業最高速度である300km/hで運転されていました。その後、2013年からは320㎞/hでの運転が開始されました。世界の高速鉄道営業最高時速ランキングでは、2022年時点で2位にランクインしており、フランスのTGV、ドイツのICE3と並んでいます。1位は、中国のCR400「復興号」です。その速度は、なんと350㎞/hです!凄まじいスピードですよね。

ただ、世界的にみると、速度よりも信頼性、時間厳守、快適性、安全性などが評価される傾向にあり、日本の鉄道技術は、世界的に高い評価が得られています。また、その評価は新幹線だけではなく、通常の鉄道路線にも得られています。

E8系は、2024年から運用が開始された山形新幹線用の新型車両です。従来型のE3系を続々と置き換えており、2026年のダイヤ改正で山形新幹線用の車両は、E8系に統一される予定となっています。また、最高速度がE3系の275km/hから引き上げられ、300km/hとなっています。

山形新幹線は、福島駅~山形・新庄駅間は、奥羽本線という在来線を走行するため、車体が通常の新幹線車両よりも小さくなっています。このような車両をミニ新幹線車両といい、通常の新幹線を走行する際には、ホームと車両の間に大きな隙間が空いてしまうため、車両にステップが設けられています。

それでは、本題に戻りましょう!

東京駅に少し早めに着いてしまったので、新幹線の写真を撮ってみました。

こちらの車両は、N700系スモールAです。N700系スモールAは、東海道・山陽新幹線で活躍している車両です。現在、後継のN700Sに順次置き換えられ始めていて、どんどん数を減らしている車両です。N700系スモールAのほかにもN700系ラージAというとても似ている車両があります。これは、N700系ラージAは、新製時からN700Aとして製造されたのに対し、N700系スモールAは、N700Aの改良前の車両であるN700系の改造であるかの違いです。ぜひどんどん数を減らしているN700系スモールA・ラージAに乗ってみてください!JR東海が運用表を公表しているので、狙うことは十分できると思います!

それでは、東北新幹線に話題を戻して、今回は、E8系に乗車していきます!

E8系のデザイン、すごくかっこいいと思いませんか?正直ここまでかっこいいデザインだとは思っていませんでした。

乗り心地は、良かったのですが、座り心地は、そこまでではなかったかなぁという感じです。車両の揺れはかなり抑えられているなと感じるのですが、座席部分は、コストが抑えられているのかなと感じてしまいました。正直、新幹線車両でコストカットできる部分などないと思うのですが…。

日本の高速鉄道って、世界から見てもかなり高額なんです。でも、日本の新幹線は安全性や快適性、定時運行率などが総合的に評価され、たとえ高額でもたくさんの人が乗るのです。つまり、この日本の新幹線が評価されている点のどれか1つでも欠けると、乗客は減ってしまうと僕は考えます。

新幹線は、1つの部品の不良が事故の原因になってしまうこともあります。でも、日本は新幹線の事故は何度か起きていますが、新幹線自体や災害が原因の事故では、一度も死傷者を出したことがありません。中国に新幹線技術が流出した事件がありましたが、中国では死亡事故は何度も起きています。これは、日本のさまざまな産業の技術の高さを示しています。新幹線技術は、日本のさまざまな産業技術の結晶です。ぜひ新幹線を走らせているJR四国、JR貨物を除くJR各社には、これからも日本の新幹線技術を世界にアピールしていってほしいと思います。

それでは、東京駅の発車シーン(E7系、E5系)、車窓動画をどうぞ!

どうでしょうか?やはり過密路線なだけあって、加速力が高いですね。そして、速度も速いです。でも、乗り心地は良いですからね。日本の技術力が良く分かります。

ちなみに東海道新幹線は乗り心地は良いですが、N700Sは、座り心地がとても悪いと不評です。ここもコストカットが図られているのでしょう。気になる人は、ぜひ乗ってみて確かめてください。乗ってみた人は、ぜひ感想をコメントに書いてください!

E8系に乗ること約1時間40分。福島駅に到着です。

福島駅には初めて来ましたが、かなり栄えていました。太平洋側は、東日本大震災の影響もあり、まだ復興があまり進んでいない地域もあるみたいですが、どんどん復興が進むことを祈るばかりです。

阿武隈急行

続いて乗車する路線は、阿武隈急行線です。阿武隈急行線は、槻木駅~福島駅間を走る路線で、JR東北本線 槻木駅~仙台駅間にも乗り入れています。

乗車する列車は、普通 槻木行きです。

使用車両は、AB900系です。AB900系は、8100系の置き換えを目的に、JR東日本E721系をベースとして、阿武隈急行が導入した車両です。

E721系をベースにした車両は数多くあり、第三セクター路線の代表といえます。鉄道ファンの目線で言いますと、同じような車両がさまざまな路線にいるのは、単調的でちょっと物足りないなぁと思ってしまいます。できることなら、その路線の命ともいえる車両は、その路線に合わせて開発してほしいというのが本音なのですが…。ただ、この地方鉄道がどんどん衰退していくなか、車両開発・製造を行う力は全部の鉄道会社にはないと思われます。また、車両の製造数も少ないですからね。車両の製造って製造数が少なければ少ないほどコストが高いので、ますます地方鉄道には難しい話だと思います。

それでは車窓動画をどうぞ!

この路線は、福島駅から東北本線の槻木駅まで出る支線のような存在であることもあり、最高速度が95km/hと、かなり高く設定されています。その分、線形も良いので、乗り心地も地方鉄道のなかではかなり良い方だと思います。乗り心地が悪くても、それが地方鉄道の醍醐味なので、僕はそこまで乗り心地は気にしませんが…。

東北新幹線やJR東北本線に人が取られているせいか、乗っている人はそこまで多くありませんでしたね。ただ、高校生や地元の方と思われる方は多く乗っていたので、公共交通機関としての役割は果たしているのかなと感じました。鉄道会社の中には、観光がメインの鉄道会社がありますが、観光客は旅行のときにしか使わないので、持続的に乗車してくれる地元の方のニーズが取れなければ、運営していくことはかなり難しいので、地元の人の利用が多い阿武隈急行は、とても素晴らしいと思います。ぜひ阿武隈急行は地元に寄り添い続けて、末永く運行を続けてほしいですね。

阿武隈急行に乗ること約1時間20分。終点槻木駅に到着です。

JR東北本線

続いて乗車する路線は、JR東北本線です。JR東北本線は、1883年に開業した、東京駅から盛岡駅を結んでいる路線です。JR東北本線は、日本の大動脈ともいえる路線で、貨物列車が多く走行しています。東北新幹線開業前は寝台特急北斗星をはじめとする多くの長距離列車が多く走っていましたが、東北新幹線開業により長距離列車の多くは廃止され、長距離列車の役割は東北新幹線に引き継がれました。現在は、北海道新幹線の開業により、東北本線を走る寝台特急は全て廃止され、東北本線は、旅客列車は地域輸送中心の体制に移行されています。

乗車する列車は、普通 仙台行です。

※写真に写っている車両は、E721系です。

使用車両は、E721系701系です。E721系は、2007年から運用が開始された交流用電車です。この車両は、先ほど紹介したAB900系のベースになった車両です。

701系は、1993年から運用が開始された交流用電車です。

首都圏だとほとんど直流用電車しか走っていないので、交流用電車に乗れるのはとても新鮮でしたね。ちなみに、直流用電車も交流用電車も電気関係の構造が変わるだけで、交流電車の方が乗り心地が悪くなるようなことはないのでご安心ください。

それでは車窓動画をどうぞ!

今でも貨物列車が多く走る日本の重要な路線なだけあって、線形がしっかりしていてかなりスピードを出していますよね。特急が走っている路線だとスピードを出せるように作られているところが多いですが、この区間は、特急が走っていないのに速度が出せるように作られていますからね。新幹線が並行して走っているので、仕方がないことかもしれませんが、持て余している感は否めないです。

※右側の車両が701系です。

E721系・701系に乗ること約30分。終点仙台駅に到着です。初めて仙台駅に来ましたが、思った以上に立派な駅でした。さすが東北地方最大のターミナル駅なだけあります。

まとめ

今回のブログは、仙台へ行ったときの感想や豆知識を紹介しましたが、どうでしたか?今回の旅では、阿武隈急行の鉄印をとらなければいけなかったので、福島駅で阿武隈急行に乗り換えましたが、福島駅で降りなければ阿武隈急行経由よりも段違いに速く着きますので、みなさんが東京から仙台へ行くときには仙台まで東北新幹線のはやぶさ号で行くことをおすすめします。

(はやぶさ号だと大宮~仙台駅間がノンストップなので、東京~仙台駅がたった1時間30分で行くことができます。)

次回のブログは、仙台旅後編です。東日本大震災の復興事業の一環で作られた路線仙台地区唯一の直流電化路線などを紹介します。ぜひ楽しみにしていてください!

今回のブログは、これで終わりです!次回のブログもお楽しみに~!

投稿者 daisan

「目指せ!世界一の新幹線!最高時速320㎞/hを出す東北新幹線E5系&E6系&E8系!①」に2件のコメントがあります
  1. ブログの回数が、増えるごとに、工夫がこらされ、自分の感想が、増えていることに、感動しました。次回も楽しみにしています。

  2. 新しいボタンができなら、いろんな工夫がされ内容も含めて進化していってますね。
    日々当たり前のように、時間通りにきて目的地に運んでくれる日本の鉄道に感謝です。
    これからも楽しみにしています。

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