第17回目のブログは、前回、前々回と紹介した185系について詳しく解説していこうと思います。鉄道に興味がない人でも、理解できるようにわかりやすく解説していきます。ただ、多少マニアックな要素も入ってしまうと思いますので、その辺はご了承ください。

185系は、JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)が、1981~1982年にかけて製造した直流特急型電車です。185系には、0番台と200番台があります。0番台と200番台の違いは、※横軽対策や耐寒耐雪装備が施されているかどうかです。

0番台には、A編成(10両編成・基本編成)、C編成(5両編成・付属編成)、C編成(6両編成・波動用)があります。現在活躍している0番台は、C編成の6両タイプ(C1編成)だけです。0番台は、主に特急踊り子号で使われていました。ただ、現在は2021年のダイヤ改正で、E257系に全列車置き換えられました。

※横軽対策とは、JR信越本線横川駅~軽井沢駅間を通過するのに必要な装備のことです。なぜそんな特殊な装備が必要だったのかを全て説明すると長くなってしまうので、下に碓氷峠のことを解説しているサイトを貼っておくので、興味のある方はそちらをご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%93%E6%B0%B7%E5%B3%A0

続いて、200番台です。200番台には、OM編成、B編成があります。このうちB編成1本(B6編成)が現在も活躍しています。200番台は、主に高崎線系統の特急に使われていました。また、東北新幹線が大宮~上野駅間の用地買収に難航し、大宮駅起点の暫定開業を行った際に設定された、上野~大宮駅を結ぶ‘‘新幹線リレー号‘‘用車両としても活躍しました。現在は、高崎線系統特急はE257系が担っています。新幹線リレー号は、東北新幹線が全線開業したため、廃止されましたが、現在も活躍しているC1編成が一昨年の東北新幹線開業40周年記念で新幹線リレー号塗装に復刻されています。

185系は、定期運用を撤退した今でもとてつもない人気があります。普通はどんなに人気な車両でも、運用されなくなって数か月もたてば、人気は収まります。ただ、185系はそうではありません。JR東日本最後の国鉄型特急というのもあるかもしれませんが、それを考えたとしても、ここまで人気があるのは、異例中の異例だと思います。現在も活躍している185系は、C1編成(6両編成)、B6編成(6両編成)だけです。B6編成は、最近団体運用にも就いておらず、おそらく検査期限が切れているのだと思います。もしかすると、C1編成も検査期限が切れたら、一緒に廃車回送されてしまうかもしれませんね。ただ、かなりの人気がまだあり(ちなみに昨日C1編成が、修学旅行の団体臨時列車に充当されたのですが、とてつもない量の撮り鉄がいたそうですよ。185系で修学旅行に行けるなんて羨ましいですよね~。鉄道ファンじゃない人からすると「なんでこんな古い車両なんだよ!」ってなっちゃうかもしれないですが…。)検査を通したとしてもその費用は十分回収できると思うので、もしかすると引退すると見せかけて、2編成同時に検査入場というのもありえなくはないですね。どちらにしても、決めるのはJRですからね。

さて、今回は185系について解説してみましたが、どうでしたか?少しマニアックな要素が入ってしまいましたが、少しでも185系の魅力が伝わっていたら嬉しいです。

それでは、次回のブログをお楽しみに~!

投稿者 daisan

「JR東日本最後の国鉄型特急185系とは」に2件のコメントがあります
  1. 鉄道ファンは、185系は、魅力的なんですね。ばあばは、良く分かりません。

  2. 新幹線リレー号を知らなかったので、思わず調べてしまいました。
    同じ185系なのに、いろんなところで長い間活躍していたんですね。
    また、ブログ楽しみにまってます

ぷりん、りょう、ちゆき、ゆく、のパパ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です