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前回のブログから、少し間が開いてしまいましたが、第14回目のブログは、ロマンスカーミュージアムへ行ってきたときの感想や豆知識を紹介していきたいと思います!

旅の始まりは、橋本駅。ロマンスカーミュージアムの最寄り駅は、JR相模線と小田急小田原線、相鉄本線が乗り入れている海老名駅です。海老名駅は、相模鉄道(以下、相鉄という。)のJR東日本、東急電鉄(正式には‘‘東京急行電鉄‘‘)乗り入れ開始によって、とても便利になりました。元々も便利ではありましたが、それ以上に便利な駅へと発展しました。海老名駅は、新宿駅、橋本駅、小川町駅などさまざまな駅から1本で来ることができます。東急・相鉄新横浜線開通前は、東急東横線方面から海老名駅に来るときには、横浜駅などで乗り換える必要がありましたが、今は乗り換えずに座っているだけで海老名駅に来ることができます。しかも、東急東横線はさまざまな路線と相互乗り入れをしているので、多方面からお客さんが流れてきます。相鉄にとっても、東急にとってもwinwinの関係ですね。

さて、本題に戻りましょう。

やってきた車両は、E131系500番台です。相模線は、2022年ダイヤ改正で↓の車両‘‘205系500番台‘‘が引退し、↑の車両‘‘E131系500番台‘‘に世代交代が行われました。

↑の205系500番台は、老朽化が激しかったのか、2022年ダイヤ改正を待たず、2月下旬には定期運用を撤退、2023年2月中旬には全廃、形式消滅をしてしまいました。205系500番台にはもう乗ることは出来ませんが、205系自体にはまだ乗ることができます。JR東日本では仙石線や南武支線(南武支線は、E127系転属による置き換えによって、1編成が予備車として残っているのみとなっています。)、JR西日本では奈良線で乗ることができます。また、JR西日本の205系は1両も廃車されておらず、全編成残存しています。さすが、車両を長く大切にするJR西日本ですね。JR東日本はどんどん置き換えを進めている中で、JR西日本は全車両残存と、同じ日本でもやっていることが全然違いますね(笑)。東と西で、ここまで境遇に違いがあることに本当に驚きですね。「JR東日本で使わなくなった205系をJR西日本に譲渡したらよいのに。」と思う人もいると思いますが、保安設備の違いだったり、機器の違いだったりとさまざまな課題があるため、譲渡は行わないのでしょうね。

E131系500番台に乗ること約30分。海老名駅に到着です。

ロマンスカーミュージアムは、海老名駅に隣接しているので、行き方で迷うことはありません。

ロマンスカーミュージアムは、2021年4月開業と、かなり最近に建設された建物となっています。

入ってみるとすぐに、小田急の前身‘‘小田原急行鉄道‘‘で一番最初に作られた車両である‘‘モハ1‘‘が展示されています。モハ1は、1927年製造と、第一次世界大戦前に作られた車両です。そして、あと3年経つと、製造から100年が経過することになります。すごいですね。いくら静態保存で屋根の下で保存されていたとしても、長年の活躍による老朽化で100年持つことは中々ありません。

次は、歴代ロマンスカーが展示されている‘‘ロマンスカーギャラリー‘‘に向かいたいと思います。ロマンスカーギャラリーには、5車種のロマンスカーが展示されています。

まず最初に、SE(3000形)です。SEは、1957~1992年まで活躍した車両です。SEには、前面展望席が設置されていません。SEは、当時の最新技術が導入された車両であり、この技術の一部は、新幹線車両にも発展的に引き継がれたものもあり、「新幹線のルーツ」や「超高速鉄道のパイオニア」とも呼ばれました。

次に、NSE(3100形)です。NSEは、1963~1999年まで活躍した車両です。そして、NSEにはなんと…前面展望席が設置されています!これは、小田急初の出来事で、また、運転席が2階に設置されています。これもまた、小田急初の出来事です。ここから、‘‘ロマンスカーといえば前面展望席‘‘という文化が始まったのですね。現在のロマンスカー車両は、GSE、MSE、EXE、EXEaの4車種が走っていますが、このうち前面展望席が設置されているのはGSEだけです。が、LSEから始まった‘‘ロマンスカーといえば前面展望席‘‘の文化は今も絶やさず続いています。

続いて、LSE(7000形)です。LSEは、1980~2018年まで活躍した車両です。LSEにも、前面展望席が設置されています。このLSEから、直線的でスピード感のあるフォルムが採用されるようになりました。

続いて、HiSE(10000形)です。HiSEは、1987~2012年まで活躍した車両です。HiSEにも、前面展望席は設置されています。HiSEは、ロマンスカー定期運行終了後、全4編成の内2編成が、4両編成への編成短縮の上長野電鉄に譲渡されました。長野電鉄では、A特急ゆけむり号として現在も運行されています。先頭車両は、指定席となっており、追加料金300円を払う必要があります。前面展望席も空いていれば座ることができます。

最後に、RSE(20000形)です。RSEは、1991~2012年まで活躍した車両です。RSEには、前面展望席が設置されていません。JR御殿場線乗り入れのために製造された車両で、主に特急あさぎり号(現:特急ふじさん号)として活躍しました。引退後は、富士急行(現:富士山麓電気鉄道)へ3両編成への編成短縮の上、1編成が譲渡されました。富士急行線では、‘‘フジサン特急‘‘として、現在も活躍しています。

以上の6車種がロマンスカーミュージアムでは、展示されています。これらの車両に加え、2023年12月10日をもって完全引退したVSE(50000形)がロマンスカーミュージアムでの保存展示を‘‘検討‘‘していくとの発表が小田急電鉄よりされています。保存決定ではなく、あくまで‘‘検討‘‘であるそうですが、おそらく保存はほぼ間違いなくされるはずだと思われます。ぜひロマンスカーミュージアムへ行ってみてください!!

さて今回は、ロマンスカーミュージアムへ行ってきたときの感想や豆知識を書いてみましたが、どうでしたか?今までどこかの鉄道関係の施設に行ったブログは書いていないので、いつもよりは少し違う雰囲気のブログになったと思います!

それでは、次回のブログもお楽しみに~!

投稿者 daisan

「過去のスマホの写真を見ていたら・・・⑤」に2件のコメントがあります
  1. JR東日本と西日本の違いや、ロマンスカーも色々形が変わっているのが、参考になりました。ありがとうございました。

  2. ロマスカーミュージアムの存在はじめて知りました。
    なつかしい車両ありますねー

    夏休みになって、きっと旅行とかいかれると思いますので、旅日記楽しみにしてまーす。

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