本日よりブログ投稿再開です!

第34回目のブログは、奈良・京都への旅行の感想や豆知識を紹介していきたいと思います。今回のブログは、事情により、鉄道メインではなく訪れた場所メインで書かせていただきます!

旅の始まりは、京都駅!初めて京都で降りましたが、本当外国人が多いですね。日本人を見つける方が大変なレベルです…。

近畿日本鉄道

まず最初に乗車する路線は、近鉄京都奈良線です。近鉄京都線は、1928年に開業した路線で、近鉄奈良線は、1914年に開業した路線です。これらの路線を所有・管理している近鉄は、近畿日本鉄道の略です。近畿日本鉄道は、愛知県、三重県、奈良県、京都府、大阪府で運行している鉄道会社で、JRグループを除く日本の鉄道会社では最長の501.1kmの路線網を持っています。路線網が広い分、車両数もとても多く1865両もの車両を保有しています。

近畿日本鉄道は、一般的には‘‘近鉄‘‘と略称で呼ばれていて、近畿日本鉄道という正式名称は、意外と知らない人も多いです。

まず最初に乗車する列車は、特急 奈良行きです。

使用車両は、近鉄22600系‘‘Ace‘‘です。近鉄22600系‘‘Ace‘‘は、近鉄の次世代汎用特急車両として開発されました。2009年から運用が開始され、多くの路線で活躍しています。

名古屋から大阪難波までは、特急アーバンライナーで乗ったことがあるのですが、京都・奈良県周辺の近鉄路線には乗ったことがありませんでした。関西地方には、何度か来ていたのですが、京都はいつも素通りだったので、なんだかんだ乗る機会がなかったのです。

座り心地は申し分なしでした。最近は、JRよりも私鉄のほうが乗り心地がよいところが多いかもしれないですね。

最近のJRは、コスト削減重視で座り心地は二の次ですからね。乗り心地は、最近の台車技術の発展で、どこの鉄道会社も良くなってきていますが、座席は、その鉄道会社がどんな座席を採用するかで変わってしまいます。つまり、車両にコストをかけているか、省いているかが座るだけで分かってしまうのです。座席にお金をかけない分ほかのところにお金をかけている場合もありますが、全ての人が必ず使う場所にお金をかけなかったら、他のところにお金をかけても意味がないと思うので、やっぱり座り心地が一番コストのかけ方がわかりやすい部分かなと思います。

22600系‘‘Ace‘‘に乗ること約1時間。終点近鉄奈良駅に到着です。近鉄奈良駅って、てっきり地上駅かと思っていましたが、地下駅でした。すぐ近くに、奈良公園があるので、景観を損なわないようにですかね。

奈良公園(東大寺)

それでは、まず最初に東大寺へと向かっていきたいと思います。

歩いていると、たくさんのシカがいました。普通に考えて、歩道に野生のシカがたくさんいるってすごいことですよね。

歩道脇で、休んでいるシカもたくさんいました。ただ、車道には1匹もシカがいませんでした。車道は危険なことを理解しているのでしょうか。

歩くこと約15分。東大寺 南大門に到着しました。

この門は、東大寺 南大門といいます。東大寺 南大門は、奈良時代に建立された山門で、国内最大の山門です。創建当初の山門は平安時代に大風で倒壊してしまったため、鎌倉時代に再建されました。現在の山門は、鎌倉時代に再建されたものです。

すごく大きいですよね。世界最大級の木造建築物である大仏殿にふさわしいですね。

これらは、南大門内に保存されている‘‘金剛力士像‘‘といいます。上の写真の金剛力士像が‘‘阿形像(あぎょうぞう)‘‘、下の写真の金剛力士像が‘‘吽形像(うんぎょうぞう)‘‘といいます。見分け方は、阿形像が口が開いているのに対し、吽形像は閉じているところです。金剛力士像は、鎌倉時代に「寄木造」という技法で作られました。また、この金剛力士像は、運慶をはじめとする仏師らによって製作され、かかった日数は、たった69日と言われています。

ちなみに阿形像が口を開け、吽形像が口を閉じている理由は、阿形像が‘‘始まり‘‘を象徴していて、吽形像が‘‘終わり‘‘を象徴しているからなんだそうです。2体そろうことで、世界の始まりから終わりまでを表しているそうです。

昔の人たちは頭がいいですね。片側の口を開くことで、始まりを表し、もう片方を閉じることで、終わりを示すなんて、普通の人では考えつかない発想だと思います。

続いては、東大寺 金堂です。東大寺 金堂は、東大寺の大仏殿のことをいい、世界最大級の木造建築物です。この金堂は、奈良時代に創建されましたが、治承と永禄の二度の兵火に遭ってしまったため、現在の建物は、江戸時代に公慶(こうけい)上人によって再建されたものになっています。

奈良を代表する観光地なだけあり、とても観光客が多かったです。観光客と言ってもほとんど海外の方や修学旅行生でしたが…。

これは、金堂の中に展示されている‘‘東大寺盧舎那仏(とうだいじるしゃなぶつ)像‘‘という仏像です。

‘‘東大寺盧舎那仏(とうだいじるしゃなぶつ)像‘‘とは、聖武天皇の発願で制作された東大寺の本尊のことをいいます。一般には、‘‘東大寺大仏‘‘、‘‘奈良の大仏‘‘として知られています。‘‘東大寺盧舎那仏(とうだいじるしゃなぶつ)像‘‘は、天平(てんぴょう)17年(745年)に制作が開始され、天平勝宝(てんぴょうしょうほう)4年(752年)に開眼供養会(かいげんくようえ・魂入れの儀式)が行われました。現存している仏像の大部分は、再建されたものですが、一部は、天平14年の制作当初のものが残っています。

この仏像は、「銅造盧舎那仏坐像(どうぞうるしゃなぶつざぞう)」として国宝に指定されており、これを見るために訪れる観光客の方もいます。

東大寺 金堂内には、銅造盧舎那仏坐像(どうぞうるしゃなぶつざぞう)のほかにも、多くのものが保存されています。

これ以外にもたくさんのものが展示されていました。大仏殿がどれだけ大きいのかよくわかりますよね。現代のような便利なものがないなか、よくここまで立派で大きな建物を作り上げたなと改めて思います。

それでは、次のスポットへ移動したいと思います!

奈良公園(氷室神社)

続いてのスポットは、氷室神社です。

氷室神社は、和銅3(710)年に創建された神社です。氷室神社は、元々春日野の氷池で氷結させた氷を氷室で保管していました。その保管していた氷を、平城京があった時代には、毎年4月1日から9月30日まで平城京に納めていました。

現在は、冷凍氷業界による奉賛により維持される形となっています。

氷室神社では、氷室神社の名物である氷を活用したある取り組みが行われています。その取り組みは‘‘氷みくじ‘‘といいます!‘‘氷みくじ‘‘とは、おみくじの結果が氷に触れさせることで見えるようになるという一風変わったおみくじです。

それでは、次のスポットへ移動したいと思います!

奈良公園(興福寺 国宝館)

続いてのスポットは、興福寺 国宝館です。

興福寺 国宝館は、1959(昭和34)年に建てられた文化財の収蔵と展示を目的とする施設です。貴重な文化財を収蔵する施設であるため、鉄筋コンクリート構造とかなり頑丈な作りで出来ています。

興福寺 国宝館には、千手観音菩薩像(せんじゅかんのんぼさつぞう)や阿修羅像(あしゅらぞう)などといった貴重な文化財が展示されています。

今回は、代表的な展示物である‘‘千手観音菩薩像‘‘を紹介します。

千手観音菩薩像は、鎌倉時代に造られた像で、国宝に指定されています。千手観音菩薩像には、‘‘千手‘‘と名前につきますが、千手はついていません。たった42手しかついていません。その理由は、中央の合掌した2手を除く40手の各手が、仏教でいう25有の生き物を救うとされるので、40に25をかけて千と考えられるためです。

そのほかにもいろいろな展示物があるので、ぜひ現地へ行って見学してみてくださいね。

それでは、次のスポットへ移動したいと思います!次のスポットは、少し離れているので、電車で移動したいと思います。

JR西日本 奈良線

乗車する路線は、JR奈良線です。JR奈良線は、1879年に開業した木津駅~京都駅を走る路線です。

乗車する列車は、みやこ路快速124号 京都行です。

※フリー写真です。

使用車両は、JR西日本 221系です。221系は、1989年に運用を開始した車両で、東海道本線「新快速」用車両として投入されました。現在は、奈良線や山陰本線など幅広い路線で活躍しています。運用開始から35年以上が経過しますが、1両も廃車になることなく現在も主力車両として活躍しています。

大阪や京都を中心に走っている221系には、関西に来てもあまり乗る機会がなかったので、乗れてよかったです。廃車がまだ発生していないとはいえ、いつ置き換えが始まるかはわからないですからね。

車内はというと、やっぱりJR東日本の車両とは違うなと思いました。大きな違いは、座席がロングシートではなく転換クロスシートである点です。

JR東日本は1人でも多くの乗客を乗せるためにより多くの人を乗せることができるロングシートが採用していますが、JR西日本は乗客の満足度を優先し転換クロスシートを採用しています。JR東日本に比べJR西日本は、中・長距離の利用が多いので、普通列車にも転換クロスシートが採用されているのだと思います。

宇治駅で普通に乗り換えて、奈良線に乗ること約40分。稲荷駅に到着です。

それでは、次のスポットに向かいたいと思います。

伏見稲荷神社

続いてのスポットは、伏見稲荷大社です。

伏見稲荷大社は、711年に創建された神社で、全国に約3万社あるといわれている稲荷神社の総本宮になっています。

伏見稲荷大社の見どころはなんといっても‘‘千本稲荷‘‘です!

千本稲荷には、交通安全や家内安全など様々なご利益があるとされていて、特に朱色の鳥居がトンネルのように連なる光景は、異世界のような幻想的な雰囲気で、多くの参拝者を魅了しています。

ちなみに伏見稲荷大社が所在する稲荷山全体では、約1万基以上の鳥居があるといわれています。

写真でもわかるすごい迫力ですよね。伏見稲荷大社は、行った方がいいといろんな人から言われましたが、確かに行くべきだなと思いました。紹介はしていませんが、伏見稲荷大社には千本稲荷のほかにもたくさん名所があるので、ぜひ行ってみてください!

続いては、宿舎へ向かいたいと思いますが、少し離れていますので、またまた電車で向かいたいと思います。

京阪電気鉄道 京阪本線

乗車する路線は、京阪本線です。京阪本線は、1910年に開業した淀屋橋駅~※三条駅を結ぶ路線です。

※京阪本線は、全列車が京阪鴨東線に直通運転を行っており、正式な終点駅は三条駅ですが、実質的には、京阪鴨東線の終点である出町柳駅が終点駅になっています。

乗車する列車は、普通 出町柳行です。

※フリー写真です。

使用車両は、京阪13000系です。京阪13000系は、従来から京阪本線で活躍していた2200・2600系を置き換えるために、2012年から運用を開始した車両です。現在も増備が続けられており、旧型車両である1000系、2200系、2400系、2600系のすべてをこの13000系で置き換えることが発表されています。

13000系の座席には、ロングシートが採用されていますが、程よい柔らかさの生地で、とても座り心地がよかったです。関西の私鉄は、車両へのお金のかけ方が、他の鉄道会社とは少し変わっているように感じます。例えば、阪急電鉄は、普通列車の車内が特急列車ではないかと思うほど重厚感があります。また、車体色には阪急マルーンというとても重厚感のある色が採用されているため、とても美しい外観になっています。阪急電鉄にはまだ乗ったことがないので、また関西に行くときは絶対に乗りたいなと思っています。

13000系に乗ること約10分。神宮丸太町駅に到着です。それでは宿舎へ向かいたいと思います。

聖護院 御殿荘

今回泊まる宿舎は、聖護院 御殿荘という宿です。

聖護院 御殿荘は、聖護院門跡の一部が旅館として開放された栄華のかおりを今に伝える京の宿となっています。また、過去には仮皇居として利用されていて、現在泊まれる施設は、仮皇居時代のものを改装したものとなっています。

今までこんなに貴重な施設を改装した宿には、泊まったことがなかったので、新たな経験になりました。施設内には、足湯や庭園などがあり、部屋からも庭園を望むことができます。

ぜひみなさんも泊まってみてください!

まとめ

今回は、京都・奈良編を書いてみましたがどうでしたか?京都は、多くの観光客が訪れるとは聞いていましたが、こんなに人がいるとはビックリでした。ゴールデンウィークに行くともっと多くの人がいるようなので、混む時期を避けていくのがおすすめです。

次回のブログは、京都・奈良編の続きになります!それでは、次のブログもお楽しみに~!

投稿者 daisan

「84年しか続かなかった‘‘平城京‘‘&そこら中にいる天然記念物‘‘奈良のシカ‘‘①」に3件のコメントがあります
  1. 鉄道だけでなく、行った場所にファーカスあてたブログもいいですね。
    続編楽しみにしてます

  2. 新幹線くっそ酔ったわ、なんなんあれ、早かったし楽しかったからいいけど

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